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二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 天照大神(あまてらすおおみかみ)

天照大神(あまてらすおおみかみ)

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘で、高天原の支配を命ぜられた皇室の祖先神です。 ある時、乱暴物の弟・素盞鳴尊(すさのおのみこと)からの難を避けて、天の岩戸にお隠れになられたことから、天地は真っ暗闇となってしまいました。 それに困った神々が、天照大神を岩戸から連れ出そうと、岩戸の前に八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を飾り、女神で肉体美を誇る天宇受売命(あめのうずめのみこと)が裸踊りを舞うなど、高天原の神様みんなで大騒ぎをしました。 この様子を岩戸からお伺いになった天照大神を、高天原随一の怪力・天手力男命(あめのたぢからおのみこと)が外に連れ出したといいます。 天手力男命はこの岩を、力まかせに放り投げ、これが戸隠神社(長野県:国幣小社)になったという伝説があります。 この天の岩戸事件を機に、素盞鳴尊は高天原から追放されてしまいます。 その後、天照大神は、ご長男で当社の御祭神である正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやび・あめのおしほみみのみこと)に、葦原中国(あしはらのなかつくに=日本)の支配を命じ、天之忍穂耳命の子の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に三種の神器を授けて天孫降臨させます。それ以降、天照大神の子孫が代々この国を治める天皇の地位に就くこととなります。 以上の理由から、天照大神は天皇家の祖先神として、伊勢神宮内宮(皇大神宮)にお祀りされ、今日まで格別の崇拝を集めているのです。