椋白龍社 むくのきはくりゅうしゃ
大君のしめぬる國の外までも道にぞなびく御世の閑けさ

二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 椋白龍社 むくのきはくりゅうしゃ

椋白龍社  御祭神 白龍大神

二宮神社 本殿

御神徳・・・大願成就、財運向上、水商売守護、疫病除け、開運方除

この神社は、昭和三十年に創建されました。

この神社をお祀りするきっかけは、二宮神社の鬼門を守る白蛇が夢に現れ「社を建て祀ってくれれば天界に昇り、
龍となり人々の願いを叶えよう」といっているとの話が
相次いで神社に寄せられ、時を同じくして参拝者より椋の木に白蛇がいたという声が寄せられました。

 そして、遂には手水舎改修工事の際、宮司をはじめ工事関係者の目前にも白蛇が現れたことから、
これは夢に従うべきとして、椋の木の袂に社を築きました。
 その後、多くの祈祷師や風水師がこの神社を訪れ、現在では、全国各地の信奉者より聖地と崇められています。

 また、龍神様が水を司る神であることから、水商売の神様として、飲食業に携わる方々の参拝が非常に多いことも大きな特徴です。


椋白龍社(むくのきはくりゅうしゃ) 六甲山の麓を流れる布引渓流(日本名水百選)を源とする生田川の中流に、
雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓ケ滝(つつみがだき)、雌滝(めんたき)からなる「布引の滝」(日本名滝百選)があります。
「布引の滝」は華厳の滝、那智の滝とともに三大神滝とされ、既に平安時代には歌集「伊勢物語」「栄花物語」などで和歌や文学の舞台となっていました。
なかでも雄滝の滝壺の底は「竜宮」に通じているとされ、ここに住まわれる乙姫様が龍神に姿を変えて海に泳ぎ出でたという伝説が、
はるか古代より伝えられていたといいます。 当社の神域は「布引の滝」が生田の川となって海へと達する「龍神様の道」にあたり、
境内の椋の木(むくのき)は、龍神様が宿る御神木としてお祀りされておりましたが、
近世になっても神域内で龍神様やその御同神とされる白蛇にまつわる逸話が数多くお見うけされたことから、
境内にお社を設け「椋白龍社」としてお祀りするようになりました。 龍神様の御神徳は「勝運、一願成就」と、
当社の御祭神である正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命が「勝運」の神様であるのも偶然とは思えません。
また、龍神様は芸事の神様といわれていることから、月に一度、古典芸能の奉納がおこなわれているほかに、
当社が風水でいうところの「気」の貯まるポイント「龍穴」に当たるとされているようで、
その方面の方々からも熱心なお参りをいただいていります。