二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 神社の分類と系統:八幡
神社の分類と系統:八幡
全国に12万社あるとされる神社のうちの3分の1、約4万社が八幡神社であるとされています。
総本山は宇佐神宮(大分県:式内社、官幣大社、豊前国一の宮)。
御祭神は、第十五代応神天皇とその母で当社にもゆかりの深い神功皇后。
応神天皇は、実在が認められる最古の天皇であり、子の仁徳天皇と孫の三天皇の総称である倭の五王の頂点に立つ皇室の正統祖神で、朝鮮半島だけでなく宋との交流も行うなど、大和朝廷を大きく発展させ天皇として崇められています。
その御祭神を、宇佐から石清水八幡宮(京都府:上七社、官幣大社)に勧請して以降、応神天皇、神功皇后の神格はさらに高められ、石清水八幡宮は、「王城鎮護の神」として皇室の崇拝を厚く受けるようになり、ついには伊勢神宮に次ぐ「第二の宗廟」と称されるまでになりました。
また、平安後期なってからは、八幡神が源氏の氏神として祀られるようになり、源義家が石清水八幡宮で元服する折に「八幡太郎義家」を名乗ったことでいよいよ隆盛を極めます。
源頼朝が鎌倉幕府を開いてからは、鶴岡八幡宮(神奈川県:官幣中社、相模国一の宮)に勧請されて源氏の守護神としてお祀りされたため、武士の信仰を集めて全国に勧請され、やがて庶民の信仰も集めていきました。
宇佐、石清水に加えて、神徳によって蒙古襲来時の神風を招来した筥崎宮(福岡県:式内社、官幣大社、筑前国一の宮)を三大八幡宮と呼びます。