二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 神社の分類と系統:出雲
神社の分類と系統:出雲
因幡の白兎伝説、天神(あまつかみ)への国譲りなど、出雲神話の主人公で、大黒様とし て親しまれている大国主命(おおくにぬしのみこと)を御祭神とし、日本最古の神社建築様式を誇る出雲大社(島根県:式内社、官幣大社、出雲国一の宮)が総本山です。
大国主命を勧請した氷川神社(埼玉県:式内社、官幣大社、武蔵国一の宮)を筆頭に、出雲・氷川系分祀社は全国に約1300社を数えます。
現代約24㍍となっている出雲大社の本殿は、古代の創建当時は約97㍍、平安時代でも約48㍍という壮大な規模を誇っていたそうですが、これは素盞鳴尊(すさのおのみこと)を祖とする大国主命が、素盞鳴尊からの「高天原に届くほどの高い神殿を作り、そこに住まいせよ」という命に従って社殿を建てたからとされています。
御祭神の大国主命は、類まれな美男とされ、おおいに女性にもてたことから、出雲は縁結びの神とされていますが、氷川は主に関東地方で武神として崇められました。
大国主命は、読んで字のごとく、七福神の一人で打ち出の小槌を持った大黒様に擬せられています。
また、出雲大社は、大国主命を主祭神に、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)や高 御産巣日神(たかみむすびのかみ)をはじめとする別天神五神を御祭神としてお祀りしてい るのも、同社が伊勢神宮と双璧の社格とされる所以かも知れません。