二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 神社の分類と系統:神宮
神社の分類と系統:神宮
狭義では伊勢神宮を指しますが、一般には、古代から皇室と深いつながりを持つ神社または天皇を御祭神とする神社を指します。
高天原の支配神にして皇祖神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀った伊勢神宮を筆頭に、天皇の証とされる三種の神器のひとつである草薙剣(くさなぎのつるぎ)をお祀りしている熱田神宮(名古屋市:式内社、官幣大社)がそれに次ぐ由緒を誇っています。
古代から存在する神社としては、八幡神社の総本山で応神天皇を祀る宇佐神宮(大分県:式内社、官幣大社、豊前国一の宮)、神武天皇が大和国平定の祭に使用した神剣をお祀りする石上神宮(奈良県:式内社、官幣大社)、天孫降臨神話の地にあって降臨神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をお祀りする霧島神宮(鹿児島県:式内社、官幣大社)などがあります。
明治以降には、第一代神武天皇をお祀りする橿原神宮(奈良県:官幣大社)、平安京に遷都した第五十代桓武天皇の平安神宮(京都市:官幣大社)、鎌倉幕府を倒して建武の新政を成就した第九十六代後醍醐天皇の吉野神宮(奈良県:官幣大社)、明治天皇の明治神宮(東京都千代田区:官幣大社)などが建立されています。
また、国譲りを成就させた建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)をお祀りする鹿島神宮(茨城県:式内社、官幣大社、常陸国一の宮)と、建御雷之男神の別名神とされる経津主神(ふつぬしのかみ)をお祀りする香取神宮(千葉県:式内社、官幣大社、下総国一の宮)は、伊勢神宮以外で唯一「神宮」の名が冠された延喜式内社として、古代から高い社格を誇っています。