二宮神社 神社の分類と系統

二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 神社の分類と系統:山王・日吉

神社の分類と系統:山王・日吉

山王・日吉系神社の総本山は日吉大社(滋賀県:式内社、下八社、官幣大社、近江国二の宮)で、比叡山を御神体とし、素盞鳴尊(すさのおのみこと)の孫・大山咋神(おおやまくいのかみ)を御祭神に、全国に約3800社以上の分祀社を誇っています。
平安時代に伝教大師・最澄が比叡山に延暦寺を建立するにあたり、山麓の日吉大社の御祭神と、日本最古の神社である大三輪神社(奈良県:式内社、中七社、官幣大社、大和国一の宮)の御祭神を勧請して、延暦寺の鎮護神「日吉山王」と称したことで、神仏の習合が始まり、日吉大社は「山王権現」「日吉山王」とも呼ばれるようになりました。
さらに、日吉の神が天台宗の護法神とする考えが広がり、天台宗の隆盛と相まって、延暦寺系寺院が次々と日吉の神を勧請したことにより、各地に日吉、日枝神社が建てられていきます。