二宮神社 （神戸）| にのみや |Ninomiya Shrine 饒速日命（にぎはやひのみこと）

饒速日命（にぎはやひのみこと）

当社の御祭神である正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命（まさかつあかつかちはやび・あめのおしほみみのみこと）を父とする神様で、天孫降臨した瓊瓊杵尊（ににぎのみこと）の兄にあたります。 天神から拝領した「十種の神宝（とくさのかんだから）」を奉じて天磐船（あまのいわふな）に乗って早くから河内国に天下り、そこから再び天磐船に乗って大和国へと移り住み、有力な土豪の長髄彦（ながすねひこ）の妹を娶って大和国に君臨しました。 弟の瓊瓊杵尊が日向国に降臨し、それから三代を経て、第一代神武天皇が東征したとき、天照大神の御神勅による神武天皇の東征を正統と認め、神武天皇になかなか帰順しようとしなかった長髄彦を殺害し、多くの兵士を率いて神武天皇に従います。 代々天皇家に従い、軍事・警察、武器製作を司り、饒速日命から数えて七代目より古代の有力豪族・物部氏を名乗ったとされています。 　　饒速日命は、石切劔箭神社（大阪府：式内社）にお祀りされています。