二宮神社 （神戸）| にのみや |Ninomiya Shrine 素盞鳴尊（すさのおのみこと）

素盞鳴尊（すさのおのみこと）

伊弉諾尊（いざなぎのみこと）が生んだ最後の天神でありながら、自身の乱暴がきっかけになった天岩戸事件で高天原を追放されて、出雲国に降臨した神様です。 出雲での素盞鳴尊は、毎年現れて娘を一人ずつ食べてしまうという八岐の大蛇（やまたのおろち）を、十拳剣（とつかのつるぎ）を振るって退治したことで、英雄神として名を馳せます。 八岐の大蛇を退治した祭、大蛇の尾から出た剣を、天照大神にお詫びの印として献上しますが、これが三種の仁義の一つである草薙剣（くさなぎのつるぎ）で、今日も熱田神宮（名古屋市：式内社、官幣大社）のご神体としてお祀りされています。 素盞鳴尊は、天照大神との誓約で生んだ宗像三神をはじめとして、出雲においては、大山津見神（おおやまつみのかみ）の娘との間に、全国のお稲荷さんの祭神となる宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）を、孫娘との間に、天孫降臨までの日本を統治していた出雲の守護神・大国主命（おおくにぬしのみこと）をもうけています。 　　素盞鳴尊をお祀りする神社としては、八坂神社（京都市：下八社、官幣大社）などが有名です。