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二宮神社 (神戸)| にのみや |Ninomiya Shrine 日本武尊(やまとたけるのみこと)

日本武尊(やまとたけるのみこと)

第十二代景行天皇の王子で、第十四代仲哀天皇の父にあたります。 若干16歳にして九州に猛威を振るう熊襲を征伐した英雄で、あまりの強さに驚いた熊襲の頭目から「日本武尊」の名を授かったといいます。 日本武尊は、九州の熊襲征伐に続いて、東国の蝦夷征伐に向かうのですが、途中で立ち寄った伊勢神宮で、倭比売命(やまひめのみこと)から、かつて素盞鳴尊(すさのおのみこと)が天照大神に献上した草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授かり、この草薙剣を武器に、駿河(静岡)の蝦夷を打ち倒し、海路で相模から上総に上陸。さらに奥羽地方まで蝦夷を追い、次々と東国を平定して行ったといいます。 蝦夷征伐の帰路、日本武尊は尾張で妻に草薙剣を預け、近江の悪神退治に向かうのですが、伊吹山で病にかかり、最後は白鳥に姿を変えて天に飛び立ったといわれています。 白鳥と化した日本武尊が最後に立ち寄ったとされ、主祭神としてお祀りしている大鳥大社(大阪府:式内社、官幣大社、和泉国一の宮)をはじめ、草薙剣を御神体とする熱田神宮(名古屋市:式内社、官幣大社)や気比神宮(福井県:式内社、官幣大社、越前国一の宮)などにお祀りされています。